商品市場/外国為替レポートバックナンバー

MRA 商品市場レポート for PRO MRA 商品市場レポート for MANAGEMENT
MRA 外国為替レポート  

MRA 商品市場レポート for PRO

2016 年 9 月 29 日
「原油価格高騰で景気循環銘柄買われる」
━━━━━━━━━━━━━━
1.商品市況概況
━━━━━━━━━━━━━━
----------------------------
◆昨日の商品市場(全体)の総括
----------------------------

「原油価格高騰で景気循環銘柄買われる」

昨日の商品市況は農畜産品セクター・穀物セクターが軟調に推移し
たが、エネルギーや鉱物セクター価格は上昇した。OPEC非公式会合
でOPECが生産枠の設定で合意の方向で妥結し、11月に正式合意する
見込みと報じられたことが材料となりエネルギーセクターが上昇、
景気循環銘柄が連れ高となった。


ロジック的にはあまり納得できないが、原油価格の上昇が株などの
景気循環系のリスク資産価格の上昇要因となる相場がこの数ヵ月続
いているため、フィードバック・ループ的に原油価格の上昇がリス
ク資産価格を押し上げたようである。しかし11月に正式合意の時期
を先送りしただけとも言え、まだ市場は強気に反応しきれていない。


それよりはやはり11月か12月に実施されると見られるFOMCでの利上
げの影響の方が大きいと考える。昨日のイエレン議長の下院での証
言も、年内利上げの可能性を意識させる内容だった。仮に米統計の
改善傾向が続けば早ければ11月にも利上げがあると予想される。こ
の場合、年初に株価が急落した時と同様に、広く景気循環系商品価
格に下押し圧力が掛かる展開が予想される。


本日は昨日のOPECの決定を受けて原油価格が高止まり、資源国通貨
の上昇を通じてドル安基調が維持されるとみられることから総じて
堅調な推移になると考える。予定されている経済統計は米GDP(市
場予想 前期比年率+1.3%、速報+1.1%)に注目している。過去の指
標ではあるが商品価格に対する説明力が高い。
詳細を見る
2016 年 9 月 28 日
「高安まちまち〜米公開討論はクリントン優勢」
━━━━━━━━━━━━━━
1.商品市況概況
━━━━━━━━━━━━━━
----------------------------
◆昨日の商品市場(全体)の総括
----------------------------

「高安まちまち〜米公開討論はクリントン優勢」

昨日の商品市況は高安まちまちとなった。サウジアラビアの発言を
受けてOPEC非公式会合での増産凍結期待が後退したことがエネル
ギー価格を下押ししたが、非鉄金属、穀物および関連品、株などは
堅調な推移となった。ドル指数動向が中央銀行の政策不透明感から
不安定であり、商品価格も方向感が出難い展開が続いている。


昨日、注目の米大統領選挙のテレビ討論が開催されたが、メディア
の論調はクリントン優勢、ネットの論調は引き分けとされており、
総じてクリントンが優勢と見られている。クリントンが勝利すれば
TPPを除いて今までのオバマ政権の政策が踏襲されるため、市場へ
の影響はトランプが勝利するよりも小さくて済むと予想される。


このままクリントンが勝利するかどうかは不透明であり、両者とも
支持率が低いことを考えるとどちらが当選してもおかしくない。そ
の一方で商品相場は供給過剰感の解消に時間がかかる中、比較的安
定した推移となっている。しかし、ベースメタルのボラティリティ
が18.9%、貴金属のボラティリティが19.6%と低いのに対し、総合ボ
ラティリティは25.4%、エネルギーは36.9%と高い水準を維持してい
る。

現在はいわゆる「ゴルディロックス相場」入りしていると考えられ
るが、変動性が低下している時は後に大きな変動が起きる可能性が
高く、価格変化の速度は非常に大きくなると予想される。相場が大
きく変動してから価格変動リスクに対応しようとしても選択肢が限
定されてしまう。あと3日で下期入りすることもあり、2016年度の
下期の調達・販売における価格リスクを検討するには良いタイミン
グなのではなかろうか。


本日は引き続き各商品・経済への影響が大きいOPECの非公式会合動
向に注目しているが、恐らく決裂し、エネルギー価格や株価の下押
し材料となるだろう(ロジックの信憑性はさておき、株式市場では
原油安→株安として整理されているため、リスク資産全体への影響
が大きいと考えられることから)。
詳細を見る
2016 年 9 月 27 日
「高安まちまち」
━━━━━━━━━━━━━━
1.商品市況概況
━━━━━━━━━━━━━━
----------------------------
◆昨日の商品市場(全体)の総括
----------------------------

「高安まちまち」

昨日の商品市況は高安まちまちとなった。引き続きOPEC動向を巡る
思惑が価格を左右しているエネルギーはサウジの歩み寄り観測を受
けて堅調、金融不安を受けたドル安を受けてベースメタルなどは堅
調な推移となった。


商品相場はセクターごとにやや方向性に差が出始めている。エネル
ギーは供給過剰解消に時間がかかるとの見方が強まっており何もし
なければ軟調、ベースメタルは中国の需給改善観測で堅調、穀物は
供給過剰に変化なく軟調な推移となっている。貴金属は価格決定に
おける金融政策への依存が高いため方向性が出難い。


本日、年内の重要な材料の1つの手掛かりとなる米大統領候補の討
論会が開催される。基本的にトランプ候補の発言は実現不可能なも
のが多く(メキシコの壁建設など)、差別的な発言も目立つためこ
うした討論会でヒートアップして失言をする可能性はある。

しかし、それと同じかそれ以上にヒラリーも弱点は多い。例えば健
康面や投資銀行との金銭面での癒着問題である。健康面は米軍の最
高司令官である大統領にとっては必須の項目でありマイナスに作用
する。父ブッシュが来日したときの晩餐会で嘔吐し、それがメディ
アで流れると「弱い大統領」とのイメージが有権者に広がり、ビ
ル・クリントンが奇跡的な逆転勝利を収めたことは記憶に新しい。
また、投資銀行との癒着も定かではないが特に中低所得者層にはマ
イナスに作用する。

いずれにしても今回の大統領選挙は「空前の不美人投票」である。
プーチン大統領がいうように、「批判するのではなく、少しでもマ
シな候補を選ぶ」ことを米国民は要求されているといえるだろう。
と考えると結果がどのようになるかは全く想像がつかない。


本日は上記の大統領選挙のほか、ここで材料視されているドイツ銀
行の経営問題が他金融機関に波及するリスクなどが意識され、引き
続き方向感が出難い展開が予想される。しかし、上述の通りセク
ターごとにある程度方向性は出始めているため、その動きに沿う形
になると予想するが、原油においてOPECが増産凍結を決定するなど、
供給面の大きなイベントがない限り大きくレンジを逸脱することは
ないと考える。
詳細を見る
2016 年 9 月 26 日
「再度のドル高で総じて軟調」
━━━━━━━━━━━━━━
1.商品市況概況
━━━━━━━━━━━━━━
----------------------------
◆昨日の商品市場(全体)の総括
----------------------------

「再度のドル高で総じて軟調」

昨日の商品市況は一転して軟調な推移となった。米利上げ先送り決定に
伴いドル安が進行、ドル建て資産価格が下支えされると予想していたが、
FOMCメンバーの1人でありFOMCでの投票権を有するハト派のボストン連
銀総裁が、9月利上げを主張したことで、11月に再び利上げがあるので
はとの見方が強まり、ドル指数が上昇したことが広く価格を押し下げる
こととなった。正直、為替の方向性は各国中央銀行の政策並びにその結
果によって長期金利がいかに変化するかに依拠するため、市場参加者も
確信を持って取引ができていないようだ。


商品相場は需要面・供給面での改善観測が強まっている非鉄金属が堅調
である一方、もう1つの景気循環銘柄の代表である原油価格は再び低迷、
貴金属価格は中央銀行のスタンスによって非常に神経質な推移を余儀な
くされている。しかし、原料炭などの需給がひっ迫している商品を除け
ば各商品ともレンジワークを脱していないとの印象は否めない事実であ
り、不安定な金融政策動向を背景に方向感に欠ける展開が続くことにな
るだろう。


昨日、小さい記事ではあるがFRBが米投資銀行の商品市場への投資に関
して制限する規制案を発表した。具体的には米銀に対して投資額に応じ
た資本の積み増しを要求し、発電所や資源を保管する倉庫の保有も原則
禁止する、というものである。欧米は日本と異なり銀行が商社的な機能
の一部を担っているため、この規制案が実際に実行されるとまた商品市
場での流動性が低下する可能性が高まることになる。そうなると、価格
の変動性が増すリスクも同時に高まるため、無視できないリスクになる
とみている。


本日は独IFO景況感指数(現況指数 112.9、前月 112.8。 期待指数
 100.1、100.1)が発表されるがほぼ前月から横ばい見込みであり、夜
間に発表される米新築住宅販売は前月比▲8.3%(前月+12.4%)と大幅に
鈍化する見込みである。いずれもこれらの統計を受けた金融政策への思
惑が価格を変動させると予想されるため、方向感が出難い展開が継続す
ると考える。結局、供給過剰状態が継続している中では、政策動向やそ
の他の市場動向を無視できない、ということだろう。
詳細を見る
2016 年 9 月 23 日
「米利上げ先送りを受けて総じて堅調」
━━━━━━━━━━━━━━
1.商品市況概況
━━━━━━━━━━━━━━
----------------------------
◆昨日の商品市場(全体)の総括
----------------------------

「米利上げ先送りを受けて総じて堅調」

昨日の商品市況は堅調な推移となった。大方の予想通りであるがFO
MCで利上げが先送りされ、ドル指数が軟調な推移となったことが広
くドル建て資産価格の下支え要因となった。また、先々の金利見通
しについても下方修正されたため、このこともドル指数の押し下げ
に寄与したようだ。


ある意味予想通りだったが、日銀は今回の政策で事実上の量的緩和
オペレーションからの撤退を表明した。今までは「量をつぎ込めば
金利も下がり、貸し出しも増加する」として緩和オペを続けていた
訳であるが、国債の購入に限界がある上、超長期金利も低下して、
銀行のみならず生命保険会社の経営にも深刻な悪影響をもたらして
いたため、従来通りの金利をターゲットにする政策に舵を切りなお
した形である。「黒(田)から白(川)へ逆戻り、ともいえるだろ
うか。


また、地味ではあるが中国では鉄鋼生産2位の宝鋼集団と武漢鋼鉄
の合併が報じられた。これはG20での合意に基づき、遅々として進
まない中国の過剰生産能力削減を履行するため、政府が本腰を入れ
たと受け取られるニュースだった。これにより、アルミニウムなど、
生産能力の過剰が中国で発生している鉱物資源の供給は制限され、
需要面の経済対策と相まって中国の供給・消費シェアの高い特に鉱
物資源の需給環境は改善に向かうことが期待される。


本日は欧州製造業PMI・独製造業PMIに注目しているが、いずれも閾
値の50を上回る水準を維持する見込みであり、市場に大きな波乱を
もたらさないと考えられる。それよりは、米国の金利先行き見通し
下方修正を受けたドル安進行が、多くの商品価格を下支えすること
になるだろう。
詳細を見る
    Next >>

商品市場レポート for PROのお申し込みはこちら

MRA 商品市場レポート for PRO

2012 年 8 月 22 日
MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(8月22日)
◆昨日のメタル市場総括
「欧州不安の後退と、中国の追加緩和期待で上昇」

◆今日のメタル市場見通し
「現状水準で底堅い推移。FOMC議事録に注目。」
詳細を見る
   

商品市場レポートのお申し込みはこちら

MRA外国為替レポート

2016 年 5 月 30 日
MRA 外国為替レポート(5月30日版)
━━━━━━━━━━━━━━
1.先週の市場総括
━━━━━━━━━━━━━━

先週のドル円相場は110円20銭で始まり、週初にはG7財務相・中央
銀行総裁会議への失望感から109円20銭まで下落したがすぐに反発。
水曜日には110円40銭に上昇した。

FRB地区連銀総裁から引き続き早期利上げに前向きな発言が相次ぎ、
ドル金利先高感がドルを支えた。その後反落しても109円台半ばで
は底固く、週末にイエレン議長が数か月以内の利上げが正当化され
ると述べたことでドルは上昇し110円30銭で引け。

米2年債利回りは3月以来の0.9%台に定着。米国株は米国経済への信
認が高まったことを背景に週間ベースで3月以来の大幅高となり、
年初来高値に迫った。

日経平均も米国株高、ドル円相場の安定に支えられ、17,000円を伺
う展開。



月曜日の東京市場のドル円相場は110円20銭で始まった後、朝方に1
09円60銭台に下げた。

週末のG7財務相・中央銀行総裁会合でとくに目新しい材料はなく、
むしろ日米蔵相会談で両者の円相場に関する認識の相違、米国サイ
ドから介入牽制ともとれる発言があったことで押された。

また朝方発表された4月の日本の貿易収支が予想より大幅な黒字と
なったこと(8,230億円、予想5,400億円程度、前月7,550億円)も
円高圧力に。

その後一時109円90銭近辺まで戻したが上値重く、109円台前半に下
落。日経平均は朝方に円高を嫌気して16,400円近辺まで下落したが
持ち直し16,650円で引け。

米国市場では引き続き6月・7月での利上げを織り込むかたちで長期
金利が上昇。2年債利回りは0.90%、10年債利回りは1.83%。米国株
は前日比ほぼ横ばいでもみ合い推移。

ドル円相場は海外市場でも軟調となり一時109円20銭割れ。引けは2
0銭近辺。

この日、サンフランシスコ連銀総裁は、年内2〜3回、来年3〜4回の
利上げはなお妥当、と発言。またフィラデルフィア連銀総裁も、年
内2〜3回の利上げを予測できると述べた。



火曜日の東京市場のドル円相場は109円20銭で始まった後、底固い
展開。109円台前半で上下した後、109円60銭に上昇。FRB地区連銀
総裁の発言がドルを後押し。一方、日経平均は小幅じり安で16,500
円引け。

海外市場に入るとドルは一段高。発表された4月の新築住宅販売が
季節調整済み年率換算で619千戸と予想523千戸を大きく上回り前月
の511千戸から増加。景気への楽観が広がるとともに早期利上げ観
測が一段と強まった。

米国株は米経済が利上げを乗り切れるとの見方から大幅高。米長期
金利も小幅上昇。ドル円相場は110円ちょうど近辺まで上昇しても
み合い引けた。ユーロドル相場もユーロ安ドル高が進み、1.122か
ら1.114に下落した。



水曜日の東京市場のドル円相場は110円ちょうどで始まり午前中は
堅調。一時110円20銭をつけた。しかし午後に入ると下落して110円
ちょうど前後でもみ合い推移となった。

日経平均は海外株高とドル円相場の安定を好感して16,800円近辺で
大幅高寄り。その後はもみ合いに終始し引けは16,750円〜16,800円。

海外市場に入るとドル円相場は上昇し一時110円40銭をつけた。米
国株は寄付から続伸、その後はもみ合い。米長期金利もやや強め。
2年債利回りは0.92%、10年債利回りは1.88%。

この日もダラス連銀総裁が、米国は完全雇用を達ししつつあり個人
消費は力強い、近い将来利上げをすべき、と米国景気・利上げに前
向きな発言をした。

原油価格WTIは、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週次統計で
在庫、生産、ともに減少していたことから需給引き締まりを好感し
て49.60ドルに上昇。ドル円相場はその後やや押され110円20銭割れ
でもみ合ううちに引けた。



木曜日の東京市場のドル円相場は110円20銭で始まった後、とくに
目立った材料のないなか急速に下げ、109円40銭をつけた。

日経平均は米国株の続伸を好感して16,950円近辺で大幅高寄りも、
その後は為替相場が円安に振れたことでじり安となり引けは16,800
円割れで前日比トントン。

ドル円相場は持ち直し109円60銭〜80銭でもみ合い、海外市場に入
ると110円を回復した。原油価格WTIは続伸し一時50ドルの大台に乗
せた。資源国通貨全般が堅調に。

米国株は小動き、横ばい。一方、米長期金利は、利上げ観測が強ま
っているものの、米国債への内外からの需要が強く、入札の好調を
受けてむしろ低下。2年債利回りは0.87%、10年債利回りは1.83%に。

経済指標は強弱まちまち。製造業受注(4月)は前月比▲0.8%と弱
め。中古住宅販売件数は前月比+5.1%と強かった。ドル円相場は110
円20銭をつけた後、109円60銭に急速に下落。引けは109円80銭。

FRBパウエル理事は、米国経済がこのまま改善を続けた場合、政策
金利引き上げを支持、と述べた。

セントルイス連銀総裁は、中国経済の成長リスクはあるが、それを
理由に米当局が最善の金融政策を追求しないのは(利上げしないの
は)間違っている、と発言した。



金曜日の東京市場のドル円相場は朝方一時109円60銭に下落したが、
その後反発して110円をワンタッチ。しかし上値は重く、夕方には1
09円60銭台に押し戻された。

日経平均は小じっかりで始まり、その後はもみ合い16,800円台で引
け。海外市場では109円60銭〜80銭で推移した後、NY市場の終盤に1
10円40銭に大きく上昇した。

イエレンFRB議長は講演で、米経済は改善が続いている、今後数か
月のうちに追加利上げが正当化される、と述べた。

6月の利上げについて明確に示唆しなかったものの、市場は利上げ
に触れないハト派発言を予想していたためタカ派的と受け止められ
た。

米長期金利は前日の下げを消して大きく上昇しドルを押し上げた。
2年債利回りは0.91%、10年債利回りは1.85%に。米国株は金利上昇
に上値を抑えられつつも堅調。

週間でみると3月以来の大幅高となった。ドル円相場はやや押され
るも、そのまま110円30銭近辺で引け。
詳細を見る
2016 年 5 月 23 日
MRA 外国為替レポート(5月23日版)
━━━━━━━━━━━━━━
1.先週の市場総括
━━━━━━━━━━━━━━

先週のドル円相場は108円台半ばで始まった後、米国の早期利上げ
観測がさらに強まるなか米長期金利上昇に押し上げられ110円台を
回復した。

引き続き数人の米FRB地区連銀総裁から6月利上げに前向きな発言が
相次いだ。金曜日の海外市場で一時110円50銭台をつけNYの引けは
やや下げて110円15銭。米国株は利上げ観測の高まりにやや押され
る展開。一方、日経平均はドル高円安に支えられ堅調。



月曜日の東京市場のドル円相場は108円60銭近辺で始まった後、日
経平均が上昇、16,600円近辺を回復するにつれて109円に迫った。
消費増税先送りを決定、との一部報道が好感されたもの。

ただ土曜日に発表されていた中国の主要経済指標(鉱工業生産、小
売売上高、都市部固定資産投資)がいずれも弱めで減速打ち止めを
示さなかったことから株価は上値の重い展開に。日経平均が16,400
円に反落するとドル円相場も108円70銭に押し下げられた。

海外市場に入ると原油価格大幅高となりWTIは48ドルに上昇。米国
株はエネルギー関連を中心に上昇して大幅高。米長期金利も強含み、
2年債利回りは0.79%に、10年債利回りは小幅上昇の1.75%となった。
ドル円相場は109円を回復して引け。



火曜日の東京市場のドル円相場は109円近辺でもみ合い。日経平均
も海外株高を受けて16,600円に上昇して始まった後はもみ合い。夕
刻、欧州市場に入るとドル円相場は急速に上昇して109円60銭台を
つけた。投機筋の手仕舞いによるドル買い・円売りが主導したとみ
られている。

この日、米国では地区連銀総裁が相次いで利上げに前向きな発言。
サンフランシスコ連銀総裁は、米国は完全雇用ないしそれに近い状
態にある、とし、アトランタ連銀総裁は、賃金と物価がともに当局
の目標に向かいつつある、として、ともに年2回の利上げが正当化
される可能性があると述べた。

ダラス連銀総裁は、そう遠くない将来に利上げが必要となる公算が
ある、と発言した。

発表された米・消費者物価指数(4月)は前月比+0.4%と予想通り
ながら前月の+0.1%から加速。市場の利上げ観測が強まった。米長
期金利は強含み、2年債利回りは0.83%に大きく上昇、10年債利回り
は小幅上昇して1.77%。

一方、米国株は利上げ懸念がブレーキとなり大幅反落。ドル円相場
は一時109円を割り込んだが、ドル金利先高感に支えられて109円10
銭近辺で引け。原油価格WTIは48ドルを挟んで高下し、48.50ドル近
辺で引け。



水曜日の東京市場では日経平均が乱高下、値動きの荒い展開となり、
ドル円相場も底固いながら方向感なく高下した。朝方発表された日
本の1-3月期GDP速報は、前期比年率+1.7%と予想を大きく上回り、
前期▲1.1%から改善。

ただ閏年効果があったことや、個人消費が+0.5%と強かった一方で
設備投資が▲1.4%と予想を大きく下回ったことから評価がまちまち
に。また一部自動車メーカーの不正が新に発覚したことが下落要因
となり、日経平均は16,800円と16,500円を高下した。

ドル円相場も朝方108円80銭割れに下落したが、その後は上昇基調
のなか109円前半で高下して夕刻には109円60銭をつけた。

海外市場に入るとドル円相場はさらに上昇し110円台に。発表され
たFOMC議事録(4月26日・27日開催分)が予想以上にタカ派で6月の
利上げ確率が上がったと受け止められたことが背景。

4月の会合直後に発表された声明では景気判断は前進したものの、6
月の利上げ可能性が高いことを示唆する文言はみられなかった。し
かし今回発表された議事録において議論の詳細が明らかになると、
大半のメンバーは経済の改善が続いた場合6月の利上げが適切にな
るとの認識を示したことが判明。

ただ6月の会合までにそうした状況になりうるかはなお意見が分か
れていたようだ。総じて6月の会合について政策の柔軟性を維持す
るのが適切とされたが、一方で、市場の織り込み度合いが不足して
おり、市場とのコミュニケーションが必要との意見もみられた。

これを受けて米長期金利は大きく上昇。2年債利回りは0.90%に、10
年債利回りは1.88%に。米国株は利上げに押される銘柄や一部決算
を嫌気された銘柄もあったが、銀行株が上昇するなどまちまちで、
指数は前日から持ち直した後に反落しほぼ横ばい。

利上げ懸念からリスク資産、高利回り債券や新興国通貨が下落。金
相場や原油価格もドル金利上昇を受けて下落圧力を受けた。ドル円
相場はそのまま110円20銭台で引け。



木曜日の東京市場のドル円相場は急騰後の反落もさほどなく110円
近辺では底固い展開となり午後には110円30銭台に上昇。110円台前
半で高下。日経平均はドル高円安の進行を受けて16,800円台で高寄
りしたが、その後は反落して小幅安で引け。海外市場でもドルは全
般にしっかり。

ドル円相場は109円70銭台に押されたものの底固く、110円ちょうど
近辺に反発して引け。指標はまちまちだったが引き続きFRB当局者
の発言が6月利上げを意識させた。

NY連銀総裁は、経済が腰折れしない限り6月か7月の利上げは妥当、
と発言。またかねてから利上げを主張するリッチモンド連銀総裁は、
6月に利上げする根拠は非常に強い、と述べた。米国株は利上げを
懸念して下落。

米長期金利はやや押されて2年債利回りは0.88%、10年債利回りは1.
85%にわずかに低下。原油価格は底固くWTIは48ドル。



金曜日の東京市場のドル円相場は110円近辺で小動きながら、ドル
金利先高感に支えられてしっかり。日経平均は小幅高。海外市場で
もドル円相場は堅調に推移し一時110円50銭台に乗せた。

米国株は前日に利上げ懸念から下落した動揺もおさまり、景気に対
する信認を背景に反発し前日水準を回復。米長期金利は前日比ほぼ
横ばい。ドル円相場は引けにかけて反落し110円15銭でNYの取引を
終えた。



なお、金曜日・土曜日に開催されたG7財務相・中央銀行総裁会議で
は、これまでのG7での合意が再確認された。為替相場の競争的引き
下げを回避することの重要性を強調、為替レートを目標とした政策
を用いない、とした。

世界経済の不確実性が増しているとして、金融・財政・構造政策を
バランスよく組み合わせて実施することを議論したが、ただその組
み合わせは各国の状況を踏まえるとされた。

その後の日米財務相会合では、麻生財務相は引き続き為替相場の過
度な変動は望ましくないとしたが、米国のルー財務長官は現在の為
替相場の動きは秩序だっているとして認識の違いが再度明確になっ
ている。
詳細を見る
2016 年 5 月 16 日
MRA 外国為替レポート(5月16日版)
━━━━━━━━━━━━━━
1.先週の市場総括
━━━━━━━━━━━━━━

先週のドル円相場は月曜日、火曜日に、麻生財務相ほかから介入を
示唆する発言が相次いだことで円買いポジションの手仕舞い、ドル
買い円売りが入り上昇。109円台前半を回復した。

ただ110円に迫るほどの勢いはなく息切れし、108円台前半に反落。
その後週末にかけては109円半ばを試したが株安で上昇しきれず109
円中心に上下動のうち108円60銭で引け。

原油価格の持ち直しなどリスク選好が回復するなか、米金融当局者
の発言や強めの米経済指標で利上げ観測が強まりドル円相場は底固
い値動きとなった。



月曜日の東京市場のドル円相場は107円ちょうど近辺で始まった後、
堅調に推移し夕刻には107円50銭台に定着。麻生財務相が参議院決
算委員会で、急激な為替変動は望ましくない、米国が日本の為替政
策を不当と考えていることはない、為替政策が制約を受けているわ
けではない、介入の用意はある、と発言。

海外市場に入ると投機筋のポジション調整とみられる円売り、円買
いポジションの手仕舞いが強まり円安が加速。ドル円相場は108円5
0銭に上昇してそのまま引けた。

日経平均は小じっかり。米国株も底固い値動き。

なお日曜日に発表された中国の貿易統計は、輸出入ともに予想より
弱い数字。週末に大幅安となった中国株は続落したが、市場全体の
リスク回避は強まらなかった。



火曜日の東京市場のドル円相場は108円40銭近辺で始まった後、一
段高。日経平均はドル高円安を受けて大幅高となり16,600円手前ま
で上昇して引け。

この日も麻生財務相が、偏った円高になれば介入に動く、米為替報
告書によって制約されない、と重ねて言及。浜田内閣府参与も介入
に言及した。

ドル円相場は海外市場で109円台を回復。この日、原油価格が大幅
反発し、WTIは43.4ドルから44.6ドルに上昇。欧米ではやや唐突な
がら株価が大幅高となった。市場全体のリスク選好が回復したかた
ち。ドル円相場はそのまま109円30銭近辺で引けた。



水曜日の東京市場のドル円相場は109円30銭近辺で始まったが、上
昇は息切れ、午前中に109円を割り込んで夕刻には108円50銭近辺ま
で下落した。日経平均は円安と海外株高を受けて16,800円まで続伸
したが、ドル円相場が調整すると反落した。

海外市場に入ってもドル相場は上値重く小動きながらじり安。108
円50銭割れの水準でもみ合い引けた。

米国株は一部決算への失望と前日の大幅上昇の反動もあり大きく反
落。一方、原油価格WTIは続伸し46ドルに上昇。米エネルギー情報
局(EIA)が発表したデータで原油在庫の減少、生産減少が示され
たことに反応。米長期金利は小幅上昇。



木曜日の東京市場のドル円相場は108円40銭台で始まり一時20銭台
に続落。しかしその後は急速に持ち直し、夕刻には109円ちょうど
近辺まで反発した。

この日、日銀は4月27日・28日に開催された日銀金融政策決定会合
の主要意見を公表。

市場の期待に反して政策据え置きとなり、失望感から大幅に円高と
なるきっかけとなった会合だが、マイナス金利導入の効果を見極め
る必要があるとの意見の一方、追加緩和を検討すべきとの意見も散
見された。

日経平均は海外株安や円が小幅高となったことを受けて軟調となっ
たが、円安に反転したことで引けは前日比プラス圏の16,650円近辺
で引け。

海外市場にかけてもドル高円安傾向は続き一時109円40銭に。しか
しその後108円60銭に急反落するなど値動きが荒く、109円前後で高
下して109円近辺で引け。

米国株は続落したが持ち直し概ね前日引値近辺。この日、2人の米F
RB地区連銀総裁がともに利上げに前向きな発言をした。

ハト派とされているボストン連銀・ローゼングレン総裁は、経済
データが今後も緩やかな労働市場の改善やインフレ率の目標への接
近を示すなら緩やかなペースでの利上げの準備を整えるべき、市場
の織り込みよりも利上げの可能性は高い、市場は米経済に悲観的過
ぎる、と述べた。

またタカ派とされるカンザスシティ連銀・ジョージ総裁は、現在の
金利水準は経済情勢からみて低すぎる、と述べた。

米長期金利は短めの金利を中心に上昇し、2年債利回りは0.76%。10
年債利回りは1.75%でわずかに上昇。原油価格WTIは引き続き堅調で
一時47ドルをつけ引けは46.5ドル。



金曜日の東京市場のドル円相場は109円ちょうど近辺で始まった後、
夕刻にかけてじり安となり108円50銭近辺まで下落。日経平均がこ
の日の決算発表が総じて期待外れだったため反落。市場のセンチメ
ントが弱まったこともドル円相場を圧迫した。

日経平均は前日比200円超安く16,400円近辺で週末の取引を終えた。

海外市場に入るとドル円相場は上昇し、一時109円50銭をつけた。
発表された米小売売上高(4月)が前月比+1.3%と予想+0.8%を大き
く上回り2015年3月以来の大幅な伸びを示した。

除く自動車・ガソリンでも+0.6%と予想+0.3%を大きく上回る伸び。
またミシガン大学消費者マインド指数(5月)も95.8と予想89.5を
大きく上回り前月89.0から大幅改善、およそ1年ぶりの高水準とな
った。

これらデータを受け利上げ観測が強まりドルを押し上げた。しかし
株価は利上げ観測の台頭を嫌気し、また決算が冴えなかったことか
ら大幅下落。米長期金利も小幅上昇にとどまった。

ドル円相場はその後反落して108円60銭近辺で週末NYの取引を終え
た。
詳細を見る
2016 年 5 月 9 日
MRA 外国為替レポート(5月9日版)
━━━━━━━━━━━━━━
1.先週の市場総括
━━━━━━━━━━━━━━


先週のドル円相場は106円台前半で始まった後、日本が連休後半に
入った3日火曜日に一時105円50銭台まで円高が進んだ。ただその後
急速に107円台まで持ち直すなど荒っぽい値動き。

米国の経済指標がやや安心感をもたらしたことからドルは底固く、
水曜日以降は週末の雇用統計を睨んで概ね107円近辺で小動きとな
った。

発表された雇用統計は強弱まちまち。非農業部門雇用者数の増加は
予想を下回ったが平均時給の伸びは前年同月比で加速。当初は米長
期金利が低下、ドル円相場も106円50銭近辺に下落したが、その後
は米長期金利が持ち直し、ドル円相場も107円台を回復して107円10
銭近辺で引け。

米長期金利は週初からみれば総じて低下。米国株は上値の重い展開
となった。



月曜日の東京市場のドル円相場は106円20銭台で始まった後、106円
50銭を中心に高下もみ合い。比較的小動き。日経平均が円高を受け
て16,000円近辺に大幅下落。その後は意外に底固く16,150円近辺で
引け。

海外市場でもドル円相場はそのまま106円台半ばでもみ合いのうち
に引けた。

ISM製造業景気指数(4月)は50.8と予想を下回り前月より悪化した
が景況感の分かれ目である50を維持。内訳で仕入れ価格指数が上昇
したことで、当局がインフレ警戒感を高めるのではないかとの見方
が強まった。

米長期期金利は上昇し、10年債利回りは1.86%、2年債利回りは0.79
%に。米国株は堅調。原油価格WTIは下落。



火曜日の東京市場は大型連休後半に入り休場。アジア時間のドル円
相場は終始軟調。発表された中国・財新製造業PMIが49.4と改善予
想に反して前月よりやや弱めとなったことから、なおも景気懸念が
広がり、リスク回避センチメントのなか円高が進んだかたち。

ドル円相場は日本時間夕刻には一時105円50銭台まで下落して年初
来安値を更新した。しかし海外市場に入ると急速に持ち直し。

アトランタ連銀・ロックハート総裁が、6月の利上げは現実的な選
択肢、年2回の利上げは可能、と発言。海外勢によるドル買戻し・
円売りでドル円相場は106円台後半に上昇、さらに一瞬107円50銭に
迫った。

米国株は海外景気懸念と低調な決算内容で下落した。米長期金利も
低下し前日の上昇分を吐き出し、10年債利回りは1.80%、2年債利回
りは0.75%。ドル円相場は106円台後半で引け。



水曜日のアジア時間のドル円相場は106円台後半からやや堅調な展
開となり、107円台前半に上昇。ただその後は106円台後半に押し戻
された。

海外市場に入ると106円台前半に続落。発表された米ADP雇用統計
(4月)は雇用者数前月比が+156千人と予想+195千人を下回り、前
月の+200千人から増加ペースが鈍化した。

一方、ISM非製造業景気指数(4月)は55.7と市場予想の54.8を上回
り前月54.5から大きく改善した。

製造業受注指数(3月)は予想より若干強め。まずまずの経済指標
を受けてドル円相場は持ち直し、107円ちょうど近辺でもみ合い、
そのまま引けた。一方、米国株は小幅続落もみ合い。米長期金利も
小幅低下した。



木曜日のアジア時間のドル円相場は週末の雇用統計の発表を前に10
7円ちょうど近辺で小動き、小じっかり。海外市場でも107円台前半
で小動きとなった。

米国株は横ばい。米長期金利は小幅低下し、10年債利回りは1.75%、
2年債利回りは0.72%。



金曜日、3連休明けの東京市場のドル円相場は107円30銭近辺で始ま
った後、戻り売りに押されてじり安、107円割れ。

米国の雇用統計発表待ち。日本時間午後9時半に発表された内容は、
非農業部門雇用者数が前月比+160千人と予想+200千人を下回った。
一方で平均時給は前月比+0.3%、前年同月比+2.5%としっかり。

発表された直後、市場は弱い数字とみて米長期金利は低下、ドルは
下落。米10年債利回りは一時1.70%、2年債利回りは0.68%に。ドル
は下落してドル円相場は106円50銭近辺に。

しかし、雇用統計後にNY連銀・ダドリー総裁が、今回の数字は若干
弱めだったが自身の景気見通しに影響するほどではない、年内2回
の利上げ予想は引き続き妥当、と発言。米長期金利は上昇に転じた。

ドル円相場も持ち直し、107円台を回復し、107円10銭近辺でNYの取
引を終えた。
詳細を見る
2016 年 4 月 25 日
MRA 外国為替レポート(4月25日版)
━━━━━━━━━━━━━━
1.先週の市場総括
━━━━━━━━━━━━━━


先週のドル円相場は週初にやや下落して108円ちょうど近辺でス
タートした後は堅調。

木曜日にかけて109円台後半まで上昇し足踏みしたが、金曜日に日
銀が金融機関への貸出金利にマイナス金利の適用を検討との報を受
けて急速に円安が進んだ。海外市場にかけて一気に111円80銭まで
上昇して引けた。

前週末のG20の結果は新味がなかったが織り込み済みで円高には振
れず。産油国会合でも増産凍結合意がならなかったが、米国の減産、
さらに5月に再び産油国会合が開催されるとの話を受け44ドル近辺
に上昇。

こうしたなか米国株は堅調、米長期金利も上昇し、リスク選好が維
持されるなかドル円相場を支えた。日経平均は17,600円近くまで大
幅反発して引け。



月曜日の東京市場のドル円相場は、G20共同声明に新味なく、また
日曜日の産油国会合で増産凍結合意がならなかったことによる原油
価格下落から、市場は早朝に円買いとなった。ドル円相場は一時10
8円割れ。

WTIは38ドルちょうどでアジア時間の取引が始まり、日経平均は円
高に加えて熊本の震災によるサプライチェーン・製造業への懸念も
あり大幅安でスタート。16,300円〜16,400円のもみ合いとなった。

ドル円相場は108円40銭台に戻す場面もあったが108円近辺で低迷。
ただ原油価格はクウェートでストが続いたことが材料とされ下げ渋
り夕刻には39ドルに反発。さらに海外市場では40ドルまで上昇し会
合前の水準を回復した。

米国株は決算に加え原油価格の底固さにも支えられ堅調に推移し年
初来高値を更新。米長期金利も上昇。これによりドル円相場はさら
に押し上げられ109円目前まで上昇した。引けは108円80銭。



火曜日の東京市場のドル円相場は108円80銭で始まった後、朝方に1
09円20銭まで上昇した。日経平均は米国株高やドル高円安を受けて
大幅反発。前日の下げを全値戻して前日比600円を上回る上昇とな
り16,900円手前で前週末の水準を回復して引けた。

原油価格WTIはこの日も堅調で夕刻には40ドル台半ば、海外市場で
は41ドル台に上昇した。米国株は原油高が後押しするかたちで高値
を更新し、その後高下する展開。米長期金利は横ばい。

2年債利回りは0.80%手前、10年債利回りは1.80%手前。海外のドル
円相場は109円50銭をつけたが、その後は109円台前半で上下動し引
けは30銭。



水曜日のドル円相場は109円30銭で始まった後、夕刻にかけてじり
安の展開。109円を割り込み夕刻には108円80銭まで下落。日経平均
も寄り付きは17,000円台を回復したがその後はじり安、小幅下落し
て16,900円で引け。

原油相場WTIは40ドルに反落したが、その後は米国の減産が続いて
いることで需給改善が意識されるなか、イラク副石油相が、5月に
ロシアで産油国会合が開催される可能性、と発言したことに反応し
て大幅高。43ドルに上昇した。

米国株は引き続き堅調・続伸し、引けにかけて反落したものの小幅
高。米長期金利は上昇し、2年債利回りは0.80%を回復、10年債利回
りは1.84%まで上昇した。

株高・長期金利上昇により、ドル円相場は押し上げられ109円80銭
近辺でもみ合いとなり、そのまま引けた。



木曜日の東京市場のドル円相場は109円80銭近辺で小動き、夕刻に
かけてやや上値重く50銭台に下落。日経平均は引き続き米国株高と
ドル安円高を受けて寄り付きは大幅高となり17,200円で始まり、さ
らに堅調に推移して前日比+450円超の17,360円で引け。

海外市場に入ると米国株が前日の引けにかけての流れのまま大幅下
落。決算がまちまちで一部に失望もあり、また新規失業保険申請件
数が減少したことで早期利上げ観測がやや高まったことで下落した。

米長期金利は小幅上昇。ドル円相場は米国株の下落に上値を抑制さ
れ、一方で米長期金利が支えて109円50銭近辺でもみ合い、そのま
ま引けた。



金曜日の東京市場のドル円相場は109円台後半の上値が重いなか109
円30銭〜50銭で上下。日経平均は米国株安を受けて小安く17,200円
近辺でスタート。

その後、昼過ぎに、日銀が金融機関への貸出金利にもマイナス金利
適用を検討、と報じられると一気に円全面安となり、ドル円相場は
15時過ぎにかけて110円70銭台まで上昇した。

日経平均も後場に上昇し、引けは17,600円手前。週を通じて大幅高
となった。

海外市場に入っても円安の勢いは止まらずドル円相場は111円80銭
近辺まで上昇し、もみ合うなかNYの取引を終えた。

円は全面安となりユーロ円相場は125円50銭に上昇して引け。米国
株は下落したが引けにかけて下げを取り戻しS&P500は前日比ほぼ変
わらず。決算がまちまちで方向感が定まらなかった。

原油価格は引き続き米国の生産減少を材料にしっかり。WTIは44ド
ル手前で引け。米長期金利は小幅上昇。10年債利回りは1.89%。
詳細を見る
    Next >>

MRA外国為替レポートのお申し込みはこちら

▲ページのトップに戻る