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MRA 外国為替レポート  

MRA 商品市場レポート for PRO

2016 年 7 月 29 日
「高安まちまち〜重要統計控え」
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1.商品市況概況
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◆昨日の商品市場(全体)の総括
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「高安まちまち〜重要統計控え」

昨日の商品価格は高安まちまちとなった。本日、欧米のGDPの発表
や日銀の金融政策決定会合を控えて様子見気分が強い中、ポジショ
ン調整の取引が主体だったためと考えられる。


通常、日銀の金融政策が商品相場に影響を与えることはないのだが、
サプライズ好きの黒田総裁に代わってから市場が想定しない為替
レートの変化がみられるようになってしまったため、ドル指数に影
響を与えて商品価格の変動要因の1つとなってしまった。


多くの予想が本日、何らかの追加緩和が行われる、としているが、
現時点において日銀が追加緩和に動いたとしても選択の余地がほと
んどない。債券購入・ETFも限界にきており(何よりその効果が薄
い)、マイナス金利は各方面から批判が強いことから普通に考えれ
ばここで追加緩和を打ち出す意義が見いだせない(株の投資家にと
ってプラスではあるが、そもそも株価の上昇は日銀の責務ではな
い)。

年末に向けてイベントが多く予定されていることから、あえてこの
タイミングで追加緩和に動く必要はなくカード温存の観点から、
「サプライズで何もなし」という結果になるのではないだろうか。
この場合円高・ドル安が進むため、ドル建て資産価格の上昇要因と
なるだろう。


本日はこのほか、米GDP(前期比年率+2.5%、前期+1.1%)、ユーロ
圏GDP(前年比+1.5%、+1.7%)が予定されている。米GDPは需要のプ
ラス要因であるが相対的な欧州との景況感格差拡大でドル高が進行
する可能性もあり、日銀が仮に追加緩和を見送った場合のドル下落
余地を限定することになると予想される。
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2016 年 7 月 28 日
「需給面から景気循環銘柄下落〜FOMCはハト派より」
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1.商品市況概況
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◆昨日の商品市場(全体)の総括
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「需給面から景気循環銘柄下落〜FOMCはハト派より」

昨日の商品価格は景気非循環銘柄や債券が上昇、その他の商品は軒
並み水準を切り下げた。商品セクター全体の指標であり景気循環銘
柄の指標である原油価格は米石油統計を受けた売りに押されて下落
したため広く景気循環銘柄が売られたが、ハト派的なFOMCを受けて
非循環銘柄に特に上昇圧力がかかった。


FOMCは正直目新しい内容ではなく、経済統計を重視しつつ年内の利
上げ余地を残すものだったが結局ハト派ととらえられ、声明発表後
にドル指数は水準を切り下げている。結果、ドル建て資産価格には
上昇圧力がかかる展開となった。


年初以降の原油価格上昇を景気とした商品セクター全体の見直し買
いの動きは一巡しており、むしろ調整色が強まっていると考えるの
が妥当だろう。しかし、昨日のFOMCの結果にもあるように、結局景
気刺激のために各国中央銀行は緩和的な政策を継続せざるを得ず当
面金融政策が価格を左右する金融相場が継続することになると考え
る。結果、レンジワークではあるものの価格の変動性は高い(詳し
くは7月27日付のMRA's Eyeをご参照下さい)。


本日も目立った手掛かり材料に乏しい中、レンジワークに終始する
と考える。しかし昨日のFOMCを受けた緩和政策の継続によるドル安
圧力の高まりから、総じて底堅い推移になるものと予想する。
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2016 年 7 月 27 日
「高安まちまち〜FOMCを控えて」
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1.商品市況概況
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◆昨日の商品市場(全体)の総括
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「高安まちまち〜FOMCを控えて」

昨日の商品価格は高安まちまちとなった。FOMCを控えてポジション
調整を目的とした取引が主体であると考えられ、ドル高や株安が価
格を下押しする一方、米統計の改善が需給改善観測を強めて価格の
上昇要因となるなど、強弱材料も混在していたため。


ほとんどの商品がレンジワークとなっているが、足元はBrexit以降、
予想とは逆にリスクテイクが進んでしまったため、本日結果発表と
なるFOMCを控えて現時点ではレンジの下限を試す動きとなっている。
FOMCがタカ派的な内容にならなければ、再びレンジの上限を試す動
きになると予想される。


その中で価格が上昇している商品は、気温上昇を受けた天然ガスや
コーヒー、害虫被害の影響を受けているオレンジジュース、ポンド
安を受けたココアなどであり、景気に連動し難い農畜産品セクター
が対象となっているようだ。


本日は時間によって織り込める商品とそうでない商品が出てくるが、
FOMCの声明内容に注目したい。FOMCは政策変更に関して国内事情し
か勘案しないのが通例であるが、この数ヵ月はBrexitの影響に配慮
して利上げを見送ったとの発言もあり、年末にかけてBrexitの影響
が出てくることを勘案すると急にタカ派的なスタンスに転じるとも
考え難い。利上げの余地を残しつつ、経済統計重視の従来のスタン
スが確認されることになり商品価格への影響は限定されると考える。
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2016 年 7 月 26 日
「景気循環銘柄軟調〜エネルギー価格下落で」
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1.商品市況概況
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◆昨日の商品市場(全体)の総括
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「景気循環銘柄軟調〜エネルギー価格下落で」

昨日の商品価格は景気循環系商品が売られる流れとなった。ドル指
数の上昇はあったものの株価の調整やエネルギー価格の下落が価格
を下押しした。その一方、害虫の影響で生産減少が懸念されるオレ
ンジや気温上昇で需要が増加している米天然ガスなど、固有の材料
がある商品はドル安もあって堅調な推移となった。


成都G20は新味がなかったが、中国政府が鉄鋼製品などの余剰生産
能力削減などに「世界的に取り組む」という文言を入れることに合
意、今後削減が進む(サプライサイド改革)との期待が高まったこ
とは鉱物資源全般の下支え材料となったようだ。


しかし、目先は今週予定されている米FOMCと日銀政策決定会合など
の金融政策に注目が集まっている。FOMCはややハト派寄りのスタン
スがタカ派寄りに、日銀政策会合は追加緩和が期待されてはいるも
のの何も行われない可能性は高く、円高圧力が強まる可能性には注
意したいところだ。また、商品の実需面を占う上で重要な各国GDP
にも注目が集まる。


本日は米新築住宅販売(前月比+1.6%の56万戸、前月▲6.0%の55.1
万戸)と米消費者信頼感指数(96.0、98.0)などが発表されるが強
弱まちまちであり、引き続き市場は方向感に欠ける展開が継続する
と予想される。
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2016 年 7 月 25 日
「ドル高進行で軟調な推移〜その他農畜産品は高く」
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1.商品市況概況
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◆昨日の商品市場(全体)の総括
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「ドル高進行で軟調な推移〜その他農畜産品は高く」

昨日の商品価格は総じて軟調な推移となった。黒田発言を受けてド
ル安が進行すると見られたが、週末はドル指数が上昇したため広く
ドル建て資産価格が売却されることとなった。これに対し、米国の
気温上昇などの気象要因の影響でその他農産品価格が上昇している。
しかし、固有の手掛かり材料は少ない。


その一方で各国の治安状況が悪化している。これらのテロ行為は、
その地域での長年にわたる人種差別や宗教差別によってたまったス
トレスが、生活水準の格差拡大やイスラム国を標榜するテロに触発
されて爆発したと考えられる。

もちろん、イスラム国が関係している事件もあるだろうが、問題は
これらの事件すべてをイスラム国を無理やり結びつけてしまうこと
だろう。シリアやイラクでの活動拠点が縮小しているイスラム国が、
各国で同盟者を広げてしまうというマイナスの効果をもたらすため
だ。凄惨な事件が続くが、その背景を冷静に分析し、我々市民も冷
静な対応を心がける必要がある。


こうした突発的な事件を除けば手掛かり材料に乏しい環境が続いて
おり基本的に金融相場であることから、投機が主導して相場が上昇
してきたエネルギーなどは一旦手仕舞い売り圧力が強まっている感
がある。Brexit決定後に緩和相場を期待して上昇していた非鉄金属
相場も同様だろう。


本日は独IFO景況感指数(現況指数 市場予想 114.0、前月 114.
5。期待指数 101.6、103.1)の発表が予定されているが、悪化を
受けて景気循環系商品価格には下押し圧力がかかる展開が予想され
る。

しかし、それよりも今週は主要国のGDPに注目したい。米国は前期
比年率+2.6%(前期+1.1%)、ユーロ圏は前期比+0.3%(+0.6%)、前
年比+1.5%(+1.7%)が予定されている。
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2012 年 8 月 22 日
MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(8月22日)
◆昨日のメタル市場総括
「欧州不安の後退と、中国の追加緩和期待で上昇」

◆今日のメタル市場見通し
「現状水準で底堅い推移。FOMC議事録に注目。」
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MRA外国為替レポート

2016 年 3 月 28 日
MRA 外国為替レポート(3月28日版)
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1.先週の市場総括
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先週のドル円相場は111円台半ばで始まった後、週末にかけてじり
じりと上昇する展開となり、113円を回復して引けた。

米国でFRB地区連銀総裁のタカ派発言、早期利上げの可能性を示唆
するコメントが相次いだことが背景。ドルは全面安から全面高へと
転換。

米国株はその傍らで反落。日経平均は米国株の軟調とドル高円安が
向き合うかたちとなり17,000円近辺でもみ合いながら引けた。原油
価格は米国の在庫増から大幅反落。



月曜日の東京市場は休場。アジア時間のドル円相場は111円台半ば
で始まった後、上値重く111円20銭〜50銭。海外市場に入ると111円
90銭に上昇した。

アトランタ連銀・ロックハート総裁は、早ければ4月の会合も含め
来たる会合のいずれかでの利上げを正当化するだけの勢いが米国経
済にある、と述べた。

またサンフランシスコ連銀・ウィリアムズ総裁は、データが自分の
予想通りなら4月か6月に利上げの可能性はある、とした。

これらの発言に早期利上げ観測が高まり、米長期金利は上昇。ドル
を押し上げた。2年債利回りは0.82%から0.87%に、10年債利回りは1.
87%から1.92%に。米国株は堅調ながら金利上昇に抑制され小幅高。
原油価格は堅調ながらWTIは40ドル近辺。



火曜日、3連休明けの東京市場は、ドル円相場は112円ちょうど近辺
で上下動。日経平均は米国株堅調とドル高円安を受けて大幅上昇し
17,000円を回復してスタート。その後下落したが引けでは大台を保
った。

この日発表された日経PMI(3月)は49.1と弱め(予想50.5、前月50.
1)。夕刻になるとベルギーでテロ事件が発生、市場のムードはリ
スク回避に傾いた。ドル円相場は112円20銭から111円40銭に下落。

その後欧州市場では111円60銭〜70銭でもみ合いとなった。米国市
場に入ると、米国株は大幅に下げて始まるも上昇して結局引値は前
日日変わらず。

米長期金利も一時低下したが、すぐに下げ止まり、株価の上昇とと
もに前日比むしろ上昇して引けた。2年債利回りは0.89%、10年債利
回りは1.94%に。市場はテロに対する耐久力を示したかたち。

米製造業PMI(3月)は51.4(予想51.5、前月51.3)、リッチモンド
連銀製造業指数(3月)は大きく改善して22(予想▲1、前月▲4)。
この日、シカゴ連銀・エバンス総裁は、年内2回の利上げはかなり
良い設定だ、と述べた。ドル円相場は米国市場で上昇して112円30
銭台で引け。



水曜日の東京市場のドル円相場は112円20銭台〜40銭台でもみ合い。
日経平均は17,100円でスタートしたがじり安となり17,000円ちょう
ど近辺で引け。海外市場に入るとドル円相場は112円90銭まで上昇。

セントルイス連銀・ブラード総裁は、雇用統計は力強く労働市場は
改善、インフレ率は目標を上回り、失業率は自然失業率も下回りそ
うだ、次回4月の会合で利上げを検討すべき、と述べた。

この日原油価格が大幅下落。公表データで米国の原油輸入が拡大し
在庫が80年ぶりの高水準であることが示された。WTIは41ドル台前
半から39ドル台半ばに下落。

米国株は軟調となり引けにかけて下げ幅が拡大。米長期金利は低下。
ドル円相場は112円40銭近辺に押し戻されてもみ合い引けた。



木曜日の東京市場のドル円相場は112円40銭で始まった後、本邦投
資家ほか広範なドル買い・円売りが優勢となり112円80銭に上昇。
もみ合いの後、一時113円をつけるなど堅調な展開。

一方、日経平均は大手商社が赤字決算となる見込みであると発表し
たことを受けて資源関連株中心に下落。米国株が下落してことも響
いた。ただ16,900円割れでは底固かった。

海外市場に入るとドル円相場は反落し112円50銭割れ。原油価格が
続落。米国株も下落して始まった。ただその後、原油価格、株価と
もに反発して前日引値水準を回復。

米長期金利は低下したものの反転上昇。2年債利回りは0.87%、10年
債利回りは1.90%。ドル円相場は持ち直して112円80銭近辺で引け。



金曜日の東京市場のドル円相場は112円80銭で始まった後、朝方は
仲値決めの時間にかけて上昇し113円30銭をつけた。日経平均もつ
れて堅調。17,000円ちょうど近辺で引け。ドル円相場はその後113
円ちょうど近辺まで下げたが底固く、この日は米国株式・債券市場
が休場となるなか、小動きとなり113円10銭で引けた。
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2016 年 3 月 22 日
MRA 外国為替レポート(3月21日版)
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1.先週の市場総括
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先週のドル円相場は114円近辺で始まった後、上値の重い展開のな
か、週末にかけて大きく下落した。

火曜日の海外市場では、日銀の追加緩和見送りによる円高の流れか
ら下落したが、とくに新味なく、一旦、113円割れで踏みとどまり
反発。

しかし水曜日に終わったFOMC、委員による経済金利予測、の結果を
受けてハト派のスタンスを読み取り、米長期金利が大きく低下。ド
ルは対円、対ユーロのみならず、対資源国通貨・新興国通貨に対し
ても売られて全面安に。

ドル円相場は一時110円70銭台まで下げて年初来安値を更新した。
ただその後は下値も固く、週末NYは111円50銭で引けた。米国株はF
RBの慎重な利上げスタンスを好感し続伸。5週連続の上昇となり年
初来プラス水準を回復している。



月曜日の東京市場のドル円相場は114円手前で始まった後、引き続
き114円は上値重くじり安。

この日から火曜日にかけて2日間で開催される日銀金融政策決定会
合では追加緩和が見送られるとみられており、その結果待ちながら
も円安には動き難い状況。日経平均は米株高・前週末にかけての円
安を受け上昇。


発表された日本の機械受注(1月)は前月比+15.0%と強い数字で、
これも株価上昇に寄与。海外市場に入っても113円台後半で小動き、
動意薄の展開となりNYは113円80銭で引けた。

米国株は横ばい。米長期金利も小動きで10年債利回りが小幅低下。
そうしたなか原油価格WTIは38.5ドルから一時37ドル割れに大幅反
落。イランが原油生産を制裁前の水準に回復させるのを優先すると
の意向が伝えられたことが主因。



火曜日の東京市場のドル円相場は日銀金融政策決定会合の結果待ち
となったが、政策据え置きの可能性が大きいためじりじりと円高に。

結果は予想通り、追加緩和なく据え置きとなったが、あらためて円
高に振れ113円30銭を割り込んだ。日経平均は後場に下げて17,000
円に近づく展開。

さらに15時半からの黒田総裁会見が始まると、追加緩和のサプライ
ズがなかったことをあらためて織り込み円買い安心感が広がるなか
113円ちょうどへ下落した。

海外市場では一時113円割れ。原油価格WTIはイランが生産増抑制合
意に不参加との見通しが引き続き重石となり36.3ドルに続落した。
このところ上昇していた資源国通貨全般が大幅反落。ドル円相場は
持ち直したが113円15銭で引け。

米国株はFOMCへの警戒感もあり軟調。米・小売売上高(2月)はほ
ぼ予想通りで前月比▲0.1%、除く自動車・ガソリンで+0.3%。NY
連銀製造業景況指数(3月)はやや強めだった。



水曜日の東京市場のドル円相場は113円20銭近辺で始まった後、間
もなく上昇し、113円40銭〜50銭でもみ合い推移。日経平均は下落
してスタート、後場は17,000円ちょうど近辺でもみ合いのうちに引
けた。

海外市場に入るとドル円相場は一段高となり113円50銭〜70銭台で
のもみ合い。注目されたFOMCの結果は予想通り利上げは見送り、金
利据え置き。ただ委員の利上げ予想がこれまでの年4回から年2回に
減少。今年のインフレ見通しが1.6%から1.2%に下方修正された。

イエレン議長は会見で米国経済は海外からの衝撃にもかかわらず堅
調、著しく悪化していた金融環境は大きく改善した、4月利上げの
可能性もある、としたが、現時点の利上げは世界的リスクが大きい
ため見送ったと述べた。

市場では結果は織り込み済みだったが総じてハト派との見方が広が
り、米長期金利が大幅に低下。2年債利回りは0.96%から0.85%へ、1
0年債利回りは1.97%から1.91%へ。

ドル金利先高感の後退を受けてドルが全面安。ドル円相場は113円7
5銭近辺から112円30銭に急落。その後じりじりと戻して112円70銭
で引け。ユーロも対ドルで上昇し1.12台へ。

米国株はドル安・長期金利低下を受けて終盤にかけて上昇した。原
油価格WTIは38.5ドルへ大きく反発。資源国通貨も前日の下げを取
り戻して対ドルで大幅高となった。



木曜日の東京市場のドル円相場は112円70銭で始まった後、一時90
銭台まで上昇したが上値重く続落。アジア時間に入っても米長期金
利の低下が進み、2年債利回りは0.85%割れ、10年債利回りも1.90%
割れ。ドル安を促した。

ドル円相場は午後に112円50銭を切ると夕方には112円ちょうど。日
経平均は前場こそ17,200円台に上昇していたが、後場に大きく反落
して引けは16,900円台。

海外市場に入ってもドル全面安が様々な通貨や商品市況に対して続
いた。ドル円相場は一時110円70銭をつけて年初来安値を更新した。

その後は乱高下。直後に112円ちょうどまで戻したが、再び下落基
調となり111円ちょうどへ。すぐに持ち直して111円50銭をつけて引
けは111円40銭台。ユーロも対ドルで一段高。

1.12台前半から1.1350目前まで上昇し、1.13台前半でもみ合い引け。

米国株はドル安を好感して上昇。原油価格WTIも40ドルちょうどま
で上昇した。



金曜日の東京市場のドル円相場は朝方に急落して再び111円割れ。
ただその後急速に戻して111円30銭台でもみ合い推移。一時111円50
銭を回復する場面もあった。

日経平均は米株高の支援はあったが急激な円高が響き寄付から大幅
下落。16,600円〜16,700円で値動きの荒い展開となり、引けはよう
やく16,700円台に戻した。

海外市場では米国株が続伸し、これで週足は5週連続の高となり年
初来プラスの水準を回復した。FRBが慎重な利上げスタンスを示し
たことは引き続き支援材料。米長期金利は横ばい。ドル円相場は11
1円50銭近辺でもみ合い、そのまま引けた。
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2016 年 3 月 14 日
MRA 外国為替レポート(3月14日版)
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1.先週の市場総括
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先週のドル円相場は114円ちょうど近辺で始まった後、週央までは
ドル安円高が進み、一時112円50銭を割り込んだ。

しかしその後は反転・上昇に転じ、ECBによる追加緩和を巡って乱
高下しつつも、次第にポジティブな評価が浸透しリスク選好が強ま
ると円安が進み、金曜日遅くには113円90銭近辺まで上昇。

その後113円台前半まで押す場面もあったが、米国株が今年最高値
を更新したこともあり円安基調は維持された。週末NYの引けは113
円80銭。



月曜日の東京市場のドル円相場は114円ちょうど近辺で始まった後、
終始じり安。全般に円高が進む展開となり、海外市場では113円50
銭近辺でもみ合い。NYの引け際には113円20銭〜30銭に下落。

前週末の雇用統計はまずまずの内容で、週明けも米国株は底固く、
米長期金利は上昇したが、ドル高円安基調を維持できなかった。

114円台および東京時間には本邦輸出企業によるドル売り円買いが
上値を抑える展開が続く。日経平均は前週の上昇の反動で下落。

週末の中国・全人代では景気重視の姿勢が打ち出され、財政出動や
さらなる金融緩和が示唆された。資源価格全般が安心感から持ち直
し。

原油価格WTIは38ドルに迫った。北海ブレントは40ドル台。産油国
会議が3月下旬にも開催されるとの報も支えに。

米国株は高値保ち合い。米長期金利は上昇し、2年債利回りは0.90%、
10年債利回りは1.90%に。

FRBブレーナード理事は労働市場と消費の強さを指摘しながら、な
お海外からの逆風から下振れリスクがあると述べた。フィッシャー
副議長はいずれインフレ率上昇が加速するとの見方を示した。



火曜日の東京市場のドル円相場は113円40銭で始まり、朝方から急
落して112円70銭台をつけた。東京時間は引き続き輸出企業のドル
売り・円買いが下落圧力に。

日経平均は米国株が底固かったものの円高を嫌気して下落。朝方発
表された日本のGDP(7-9月期)改定値は前期比年率▲1.1%と予想よ
りマイナス幅が少なく、速報▲1.4%から上方修正。

設備投資の伸びが強めだったことが主因だが株価に響かず。また中
国の貿易収支(2月)への警戒感が強かった。

結果は輸出が前年同月比▲20.6%、輸入が同▲13.8%と輸出不振と内
需低迷を示し、貿易黒字は326億ドルに減少(前月633億ドル、予想
508億ドル)。

中国株は大幅安。しかしこの悪材料をこなすと、政府系ファンドと
みられる買い・下支えを受け引けにかけV字回復。日経平均は一時1
6,600円まで下落していたが、これにつれV字に戻して16,800円。ド
ル円相場も113円ちょうどを回復した。

しかし海外市場では中国経済への懸念が再燃。原油価格WTIが38ド
ルから36.2ドルに大幅反落。米国株も下落。米長期金利は大きく低
下して10年債利回りは一時1.80%ちょうど、2年債利回りは0.86%に
低下。米株安・長期金利低下に押されドル円相場は112円台半ばに
下落し、もみ合って引け。



水曜日の東京市場のドル円相場は112円60銭台で始まった後、40銭
〜70銭で上値重く上下。日経平均は米株安や円高を受けて16,600円
に下落して始まり、さらに16,500円まで下げる展開。後場には持ち
直して16,650円まで戻して引け。

欧州時間に入るとドル円相場は下落して一時112円20銭に近づいた
が、その後は急速に円安が進んだ。原油価格WTIが36.2ドルから38.
3ドルに大幅上昇。

IEA米エネルギー情報局が発表した週間在庫統計でガソリン在庫が
予想を大きく下回ったことなどが材料視された。

米国株も上昇。ECBによる追加緩和への期待もあり、市場全体にリ
スク選好が強まった。資源国通貨、新興国通貨が対円で急騰、また
対ドルでも上昇。円は全面安の展開。ドル円相場は113円40銭台に
上昇し、引けは113円30銭。ユーロドル相場は1.10前後で方向感な
し。



木曜日の東京時間のドル円相場は朝方から上昇し、昼頃には113円8
0銭をつけた。東京時間に久しぶりに円安が進んだ。

日経平均は堅調な米国株や円安を受けて16,850円で高寄り。その後
一時押されたが持ち直して寄り付き近辺で引け。欧州時間に入ると
押されて113円40銭近辺に小幅反落。

ECB理事会の結果待ちとなったが、その結果を受けて各市場は乱高
下となった。今回は追加緩和の実施が予想されていたが、結果は3
つの政策金利引き下げと毎月の資産購入額を増額する政策総動員と
なり、市場の期待を上回る内容。

中銀預金金利を▲0.4%へ0.1%引き下げ、政策金利であるリファイナ
ンスオペ・最低落札金利を0.00%へ0.05%から引き下げ、限界貸出金
利を0.25%へ0.30%から引き下げ、さらに量的緩和・毎月の資産購入
額を600億ユーロから800億ユーロに拡大して社債も含めることとな
った。また長期リファイナンスオペも6月に再開する。

これを受けてユーロは対ドルで1.10近辺から1.08台前半に下落。リ
スク選好の高まりで資源国通貨や新興国通貨が上昇。円は大幅に下
落してドル円相場は一時114円40銭をつけた。

しかし、その後のドラギ総裁が記者会見で、利下げは当面打ち止め、
と述べたことから材料出尽くしとの思惑で相場は反転。ユーロは対
ドルで1.12まで急上昇。資源国通貨・新興国通貨は下落。円は上昇
に転じてドル円相場は112円60銭まで急落。その後は戻して113円20
銭近辺で引け。

一方でユーロ円相場はユーロ高の勢いに押し上げられ126円50銭に
上昇した。

米国株は乱高下して結果的には横ばい。WTIは小幅安も戻して38ド
ルを維持し底固い値動き。ドラギ総裁の追加緩和打ち止め発言に影
響され米長期金利は上昇、2年債利回りは0.93%、10年債利回りは1.
93%となった。



金曜日の東京市場のドル円相場は朝方に一時112円70銭台に下落し
たが、その後は113円台を回復してもみ合い。日経平均は円高を嫌
気して16,600円に下落して始まった。

しかしその後は円高の一服、SQ(先物・オプションの特別清算値確
定)を乗り切ったことやECBの追加緩和をあらためてポジティブに
評価すれば売られ過ぎとの見方、などから上昇に転じ17,000円を回
復した。

ドル円相場も夕刻から海外市場にかけて一段高となり113円90銭近
辺まで上昇。円はリスク選好が強まるなか全面安となった。

米国株はECBによる追加緩和を好感して大幅高となり年初来最高値。
米長期金利は1.98%に上昇して2%に迫った。原油価格も堅調でWTIは
38.5ドル。ドル円相場は113円30銭台まで反落する場面もあったが
底固く、堅調に推移して、NYの引けは113円80銭。
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2016 年 3 月 7 日
MRA 外国為替レポート(3月7日版)
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1.先週の市場総括
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先週のドル円相場は114円ちょうど近辺で始まった後、G20への失望
感などから一旦は下値を試す展開。

しかし強めの米経済指標に米国経済への信認が回復し、株価が上昇
するなか112円台で下値の固さを確認。その後は114円台半ばまで上
昇。本邦輸出企業などの円買いに上値を押され114円台の上値は重
く113円台後半でのもみ合いで、週末の雇用統計を迎えた。

雇用統計は非農業部門雇用者数が大幅に増加したものの平均時給や
労働時間が減少したことで、堅調との見方ながら評価が分かれた。

ドル円相場は発表後に乱高下。114円台を回復した後に113円台前半
に下落、その後114円25銭まで上昇し、引けにかけて反落し113円75
銭でNYの取引を終えた。



月曜日の東京市場のドル円相場は114円ちょうど近辺で始まった後、
朝方から下落基調が強まり、夕方には113円を割り込んだ。週末に
開催されたG20の内容に新味なく、また具体策を欠くとの見方から
失望売りが嵩んだ。

日経平均は上昇して始まったが、円高に加え、上海株が年初来の最
安値に再び接近する下落となったことから反落。後場に下げ足を速
めて16,000円近くで引け。

日本の1月の鉱工業生産は前月比+3.7%と予想よりやや強かったが、
警戒感に押し流された。海外市場に入ると113円を挟んで±20銭程
度のもみ合い。

しかし発表されたユーロ圏消費者物価指数(2月)が前年同月比▲0.
2%と前月の+0.3%からマイナスに陥ると、デフレリスク、ECBによる
追加緩和観測が強まり、ユーロ売りに。対円での下げが大きく、12
4円台半ばから122円台半ばへ2円の急落。

また米経済指標も、シカゴ製造業景況指数(2月)が47.6と予想53.0
を下回り前月55.6から大きく悪化。ダラス連銀製造業活動指数も弱
く、業績懸念から米国株は下落。円全面高となり112円70銭近辺で
引けた。

なお、この日は原油価格WTIが32.5ドルから34ドルに上昇。サウジ
アラビアが価格変動抑制で他の産油国と協力する意向を示したこと
が材料。

また中国人民銀行はアジア時間夜に景気対策の一貫として預金準備
率の引き下げ(0.5%)を発表した。



火曜日の東京市場のドル円相場は112円70銭から朝方に112円20銭ま
で急落。日経平均は下落して16,000円割れ。

中国では製造業PMI(2月)が発表され、49.0と予想49.4を下回り前
月49.4から小幅悪化。景況感の分かれ目である50割れは7ヶ月連続
となった。

ただこの悪い数字をこなして中国株が引け際に上昇。前日の預金準
備率引き下げ(緩和策)の一方、人民元・中心レートはこの日引き
上げられ、当局の人民元安定と景気配慮の姿勢を好感したかたち。
日経平均は後場に前日比プラスに。

中国のデータをこなしたことでドル円相場は夕刻に113円台を回復
した。海外市場に入るとドル円相場は一段高。発表された米ISM製
造業景気指数(2月)が49.5と予想48.6、前月48.2を上回り上昇。

原油価格も前日からの流れを受けて34.5ドルに小幅上昇。米国株は
大幅高となり、米長期金利も上昇した。2年債利回りは0.84%、10年
債利回りは1.83%に。

ドル円相場は米国景気見通しの好転、米株高、米長期金利の上昇、
リスク選好の回復、114円を回復して引けた。ユーロ円相場も124円
に上昇。



水曜日の東京市場のドル円相場は本邦輸出企業の円買いに押され11
3円70銭台に小幅下落。日経平均は海外株高・円安に支えられて大
幅高寄りした後も堅調で16,800円をつけた。中国株も大幅高。

ドル円相場は114円をやや下回る水準を中心にもみ合ったが、夕刻
になると一段高となり、米国時間朝方には114円50銭台をつけた。

民間調査のADP雇用統計(2月)は雇用者数前月比+214千人と良好。
米国株は景気安心感から続伸。年内利上げ観測が強まった。

ただ引けにかけては急速な円安の反動で円高となり、ドル円相場は
113円20銭に、ユーロ円相場も123円10銭に下げた。

ドル円相場の引けは113円50銭。米地区連銀景況報告(ベージュブ
ック)では大部分の地域で景気拡大が続く、とされた。またサンフ
ランシスコ連銀総裁は内需が海外の弱さを圧倒しており、米経済に
脆弱さの兆候はみられない、と述べた。



木曜日の東京市場のドル円相場は113円50銭近辺で始まった後、一
貫して上昇基調となり114円20銭台に。米経済に対する信認が強ま
ったことや株高によるリスク回避の緩和が背景。日経平均は上昇・
続伸となり17,000円目前に迫った。

しかし海外市場に入ると反落し一時113円50銭割れ。東京市場での
上値の重さに加え、発表された米ISM非製造業景気指数(2月)が53.
4と予想・前月よりわずかながら弱かったことで、ドルが全般的に
調整反落した。ユーロドル相場も1.08台半ばから1.09台半ばへと
ユーロ高ドル安。

一方、米国株は3日続伸となり高値引け。リスク選好は維持された
かたち。

原油相場WTIは引き続き底固く34ドル台後半でのもみ合い。EIA米エ
ネルギー情報局は米国の石油生産が6週連続で減少し2014年11月以
来の低水準になったとした。ドル円相場の引けは113円70銭。



金曜日の東京市場のドル円相場は朝方軟調。黒田・日銀総裁が参議
院予算委員会で、現時点でさらにマイナス金利を下げることは考え
ていない、と発言したことからやや円安となり113円20銭台に下落。

ただすぐに反発し、午後には113円80銭台まで戻した。

日銀審議委員・白井氏の後任に桜井氏を起用すると報じられ、さら
に黒田総裁の路線支持派が増えるとの見方が広がった。日経平均は
もたつきながらもジリ高となり引けは17,000円を回復。

注目の米雇用統計(2月)は、非農業部門雇用者数が前月比+242千
人と予想+195千人を大きく上回り、前月分も+151千人から+172千人
に上方修正されるなど12月、1月分で合計+30千人の上方修正と雇用
の堅調さを示した。

一方で平均時給が前月比▲0.1%、週平均労働時間が34.4時間と前月
から0.1時間減少したことは一部にやや弱めとの解釈も。

米国株は景気に対する安心感がさらに広がり4日続伸。NYダウは17,
000ドル台に、S&P500は2,000ドルの大台回復間近に。米長期金利は
全般的に小幅上昇し10年債利回りは1.88%。

原油価格は急騰しWTIは36.30ドルで高値引け。ドル円相場は発表直
後から乱高下。114円台を回復した後、一時113円20銭まで反落。し
かし持ち直して114円25銭まで上昇し、引けにかけてはじり安とな
り113円75銭で引けた。
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2016 年 2 月 29 日
MRA 外国為替レポート(2月29日版)
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1.先週の市場総括
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先週のドル円相場は112円50銭近辺で始まった後、週央にかけては
再び下値・円高を試す展開となり、111円ちょうどに迫った。しか
しその後は急反発し、金曜日には113円台を回復、さらに米国の強
い経済指標を受けて米金利先高感が回復したことでドルは全面高と
なり、ドル円相場は114円ちょうど近辺まで上昇して週末NYの取引
を終えた。


週前半は原油価格安定に向けた合意への信頼感が揺らぎ、また欧州
でのポンド離脱問題がテーマとなり、対欧州通貨で円高が進んだ。

米・民主党クリントン候補が日本を円安誘導していると批判したこ
とでG20での協調に疑念をもたらした面も。

ただ週末に向けては生産調整期待を受けた原油価格の持ち直しと、
強めの米経済指標からリスク回避が後退。また欧州通貨の対円相場
が反発に転じ、株価の持ち直しとあいまってドル円相場は反発。

その流れは週末の米GDP(10-12月期)改定値と個人消費(1月)で
ドル先高感が強まった。



月曜日の東京市場のドル円相場は112円50銭近辺で始まった後、す
ぐに上昇して113円寸前でもみ合う展開。日経平均は原油高、政策
期待、上海株の上昇からしっかり。

海外市場に入るとドル円相場は113円40銭まで上昇。原油価格WTIは
一時32ドルまで上昇。米国株も高寄り、そのままもみ合い。銀行株
もしっかりで、リスク回避が全般的に後退した。

ただドル円相場の上値は重く113円をやや割り込む水準に反落して
引け。2月の米製造業PMIは51.0と前月の52.4から悪化して予想より
弱い結果だった。



火曜日の東京市場のドル円相場は113円ちょうど近辺で始まった後、
急速に下落、円高が進んで112円ちょうどをつけた。

原油価格WTIは東京時間朝方に33ドル台に乗せたもののドル円相場
は反応せず。むしろ人民元中心レート引き下げ、上海株の反落など
が市場のセンチメントを悪化。

さらに、米国がG20で競争的な通貨切り下げをしないよう強く主張
へ、と報じられると、日本サイドの政策期待が後退。

輸出企業や投機筋の根強い円買いがドル円相場を押し下げた。欧州
でポンドがユーロから離脱の危機に直面しているとの見方が強まり、
ポンドおよびユーロに対する円買いが強まり、これが円高の原動力
になった。

日経平均は海外株高と原油価格上昇で寄り付きから大きく上昇し16,
300円台に乗せたが、円高の動きに押されて後場には16,000円ちょ
うどまで下げた。

海外市場に入ると原油価格が急反落しWTIは31.5ドル。イラン石油
相がロシアとサウジアラビアの生産量凍結合意について「話になら
ない」と一蹴。

サウジアラビア石油相が、増産凍結の合意に向けた話し合いは続け
るが生産削減はしない、と述べたことで、減産合意への期待がしぼ
んだ。

米国株は大きく下げて前日の上げを消す展開。消費者信頼感指数
(2月)が92.2と前月の98.1から大きく悪化。昨年7月以来の低水準
となったことも悪材料となった。ドル円相場は112円台半ばの上値
が重く、NYも112円ちょうど近辺で引け。



水曜日の東京市場のドル円相場は112円ちょうど近辺で始まった後、
朝方から111円台に下落。米大統領選・民主党クリントン候補が、
日本は輸出を増やすために円安誘導している、とのコメント。

G20で為替関連の対応策に限界とみて、円買い安心感が広がった。
日経平均は原油安、米株安、円高を受けて大幅安で始まり、一時15,
800円を割り込んだ。

海外市場に入ってからも原油価格が30.5ドルに下落したこと、米国
株が大幅安で始まったことを受けて、ドル円相場は111円ちょうど
に接近、この間の最安値に面合わせとなった。

リスク回避センチメントを受けて米長期金利は大幅に低下。2年債
利回りは0.7%を割り込み、10年債利回りは1.65%をつけた。しかし、
その後、米エネルギー情報局(EIA)がガソリン在庫の減少を発表
すると原油価格が大きく反発。WTIは32ドル台前半に。

市場の安心感が回復し株価は持ち直し、米長期金利も反転上昇した。
ドル円相場は急速に戻して112円ちょうど近辺で引け。



木曜日の東京市場のドル円相場は112円ちょうど近辺で始まった後、
前日の海外市場の流れを受けて112円50銭台まで上昇。ただ輸出企
業や投機筋の根強い円買いに押され112円ちょうどまで戻された。

日経平均は堅調となり、後場に一段高で16,200円。原油価格WTIは
上値重く31ドル台に小幅反落。ただ海外市場に入ると前日のガソリ
ン在庫減少のニュースによる買い戻しが続き、33ドル台まで上昇し
た。

米国株は続伸。原油価格の上昇に加え、強い米経済指標が後押しし
た。発表された米製造業受注(1月、非国防・除く航空機)は前月
比+3.9%と予想+1.0%を大きく上回り、前月も▲4.3%から▲3.7%に上
方修正された。ドル円相場は113円ちょうどに接近しそのまま引け。



金曜日の東京市場のドル円相場は113円台を回復したが、やはり上
値が重く、112円台後半に押された。この日からG20 が開催される
ものの政策協調の行方が不透明との見方が円安を抑制した。

日経平均は高寄りし16,400円を回復したものの、戻り売りや円高に
押されてじり安となり16,200円を割り込んで引けた。

原油価格WTIは33ドル近辺でもみ合い。しかし海外市場に入るとド
ル円相場は一気に上昇した。発表された米GDP(10-12月期)改定値
は前期比年率+1.0%と予想+0.5%を上回り、速報+0.7%からの下方修
正予想に反して上方修正となった。

在庫投資が上方修正。設備投資のマイナス幅は▲2.5%から▲1.8%に
縮小。また個人消費は+2.0%に下方修正されたが、暖冬の影響で年
明けは持ち直しとの見方が広がった。

さらに影響が大きかったが個人所得・消費支出(1月)。所得は前
月比+0.5%と前月+0.3%から加速して予想+0.4%を上回った。

また消費は同+0.5%と12月の±0.0から大幅に加速して、これも予想
+0.3%を上回った。また物価もコア指数が前年同月比+1.7%と前月の
+1.5%から加速。米経済が年明け以降、順調に推移していることが
示された。

これにより年内利上げ観測が持ち直し。ドル金利先高感から米長期
金利は上昇。2年債利回りは0.79%、10年債利回りは1.76%に。

これを受けて為替市場ではドルが大幅高。ドル円相場は114円ちょ
うどまで上昇し、その後やや押されたものの底固く、NYはそのまま
114円ちょうど近辺で高値引けとなった。米国株は米金利上昇とド
ル高を受けて小幅安。
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